【煙管レビュー03】丸福 煙管 大(6寸:8.3cm)

煙管レビューの第三段
こちらも手に入りやすい丸福 煙管 です。


素材:木製羅宇にニッケルメッキorクロームメッキの雁首&吸い口

吸いやすい長さの羅宇煙管です。
羅宇煙管ならではの柔らかい喫煙を楽しめます。
ただし羅宇が木製なので掃除に気をつけないと塗装が痛んだりしてしまいます。
単価が安いのでしばらく使ったら使い捨てをするような気分でモールなどで最低限詰まらないように掃除だけして買い換えてしまうのもありだと思います。

そんなユーザーの声に応えてくれたのがこのシリーズ
「丸福メタル」です。
 

丸福煙管の弱点でもあった羅宇がアルミパイプになっています。
この煙管だと延べ煙管のようにアルコールでジャブジャブ拭けますし、
熱湯でがっつりヤニ取も出来てしまいます。
大きさ的にも20cmと長さがあり煙がしっかり冷やされますので金属の羅宇でありながらおいしい煙を味わえます。
煙管デビューにはお薦めの煙管だと思います。 

【手巻きたばこ】手巻きたばこが安くなるって言うけど幾らくらい安くなるの?

私が普段から煙管を使っている事を知っている知人がまずは手巻きたばこにデビューする事になりました。
私としては煙管を推したんですけれどフィルター無しに抵抗があったようです。

ここで良く言われる「手巻きたばこにするとたばこ代が半減する!」と言うことが本当なのか試してみました。
知人の喫煙ペースは30本/1日くらいだそうです。

手巻きのシャグ入手も頼まれたので手巻きたばこならではの王道的な喫味でパウチの容量も少なめの「チェ シャグ赤」25g をチョイス。

550円なので1gあたり22円です。
それと共にフィルターはコルツのレギュラースリムフィルター

(102個入り)180円(@1.76円)
ペーパーはシャグに付属の物を使い、ローラーはとりあえず貸して手巻きを続けるようならば購入を進めました。

はたしてこれで何本巻けるのか!? 

25gのシャグを巻き方を教えると共にひたすら巻きます。
che-shag


その結果57本巻けました。
1本あたりの価格を計算してみると
9.6円(シャグ)+2円(ペーパー購入の場合)+1.76円(フィルター)=13.4円
 
比較として普段吸っているLARK の単価は1本あたり21円
半額までは届かないものの6割くらいの値段に収まっています。
これが一カ月完同じ本数を吸ったとすると・・・
LARK
30本×30日×21円=18,900円

手巻きたばこ
30本×30日×13.4円=12,060円

なんと手巻きたばこにすると巻く手間があるものの一か月6,840円の差額が!

ところがここからが手巻きたばこの本領発揮です。
早速吸ってもらって、LARKと吸い比べをしてもらいました。
まず1本の喫煙時間が延びています。
やはりシガレットに比べ手巻きたばこの場合は1本の喫煙時間が長くなる傾向があります。
その結果、今までのように2本続けて吸わなくなったそうです。

また吸いかけで灰皿に置いた時にLARKは灰になってしまいますが手巻きたばこは消えてしまいます。
再度火を付ければいいので無駄がなくなった気がするそうです。

そうして手巻きたばこで一日を過ごしてもらったところ消費した本数は18本だったそうです。
吸う本数が減っていますが我慢をしたと言うことはまったくなく、1本吸ったときのたばこを吸った満足感がしっかりあるとの事でした。

さらに手巻きたばこの吸い方としてフィルター無しの口腔喫煙をレクチャーしました。
やはり手巻きたばこを吸うのならクールスモーキングでしっかりと煙のおいしさを味わいたいものです。
最初は「ふかしているだけで吸っている気になるの?」と半信半疑でしたがシガーを吸うようにゆっくりと火の勢いを強くしないように吸ってもらうと辛いだけでない煙の味わいを感じてくれたようです。

このようにシガレットから手巻きたばこにした場合はシャグの重量での本数比較だけでなく、吸い味で手巻きたばこの方が満足感も高い事から総合的に本数が減るようです。
せっかく同じたばこを吸うのなら自分のこだわりの味を探せる手巻きたばこにチャレンジしてみては?

おまけ
巻いたたばこを持ち歩くのに小粋の空箱がお気に召したようです。
koiki-case


 

【煙管入門その8】魅力的な煙管の小道具

煙管を使い始めると次に欲しくなるのが煙管以外の小道具です。
時代劇の鬼平犯科帳をみると素敵な小道具がいっぱい!


美術品と呼べるような高価な物からシガレットから煙管に変えた差額で賄えてしまいそうな日用品まで色々です。
そんな中でも煙管を使っているとついつい欲しくなる小道具の紹介です。

■まずは定番「タバコ盆」

煙管で使う物をひとまとめに収納できるタバコ盆。これは整理整頓と和テイストで気分が盛り上がります。

これらのタバコ盆には伝統工芸品としてしっかり作りこまれた物もあります。
茶道具としても使われるので選択肢がたくさんあって目の保養になりますよ。

■きせる筒、叺(かます)
煙管を持ち歩いたり刻みタバコを持ち歩く為の現代で言うシガレットケースです。


日用品と言える価格の物から美術品扱いの骨董品まで色々とあります。


その他にも現代風にアレンジしたものもありますよ。
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本革きせるケース オオヌキタバコ


■灰吹(はいふき)
煙管で使う灰皿は灰吹(はいふき)は「灰壷」、「吐月峰」(とげっぽう)とも言われています。

基本的には竹を使用しており、使用時には水洗いした後、中に少量の水を入れ火皿の灰を捨てるのに使用します。
煙管の喫煙では吸い終わった後に「ぷっ」っとやや勢いよく吹き出してあげると細かい灰やタバコのカスが残らないので利用します。
一つは持っていてもいいかもしれませんね。

このように色々な小道具で粋な煙管ライフをお送りください。
 
煙管でつぶやかれているコト
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